【申込終了しました】令和6年度新商品/新サービス開発支援参加企業募集!

【最大80万円分の支援】
令和6年度 新商品/新サービス開発支援

付加価値の高い新商品または新サービスの開発を行おうとする事業者を対象に、マーケッターやデザイナーなど複数の専門家によるチーム支援を実施します。

【支援内容】

■ 最大80万円分のリサーチ・デザイン費等の支援

リサーチ費、デザイン費、撮影費、食品分析費、弁理士費用など外部専門家等に支払う委託費を最大80万円事業団が負担します。

■ 支援チームによる支援

事業団のビジネス開発ディレクターをはじめ、各企業に合わせた支援チームを編成しリサーチ、企画開発、マーケティング、デザイン、フードコーディネート等を支援します。

■ リサーチからプロモーションまでの一貫した支援フロー

商品開発に必要なリサーチから、企画検討、マーケティング、プロモーション等を支援チームによる一貫した流れで支援を実施します。

\仙台市に主な事業所、店舗を有する中小企業の皆さまのご応募お待ちしております!/

【詳細・お申込み】
詳しい支援内容とお申込みはコチラ

令和4年度「新商品/新サービス開発支援」のご報告

令和5年度「新商品/新サービス開発支援事業」のご報告

お問合せ先(事務局)
公益財団法人仙台市産業振興事業団
成長促進部 販路開拓支援課
〒980-6107 仙台市青葉区中央1-3-1 AER7階
TEL 022-724-1125
E-mail hanro@siip.city.sendai.jp

ネットワークメンテナンスのおしらせ

ネットワークメンテナンスを実施します

メンテナンス作業中においては、仙台市産業振興事業団ホームページおよび仙台市産業振興事業団が運営する各種WEBサイトの閲覧不可、メール送受信の遅延等が発生する場合があります。

ご利用のお客さまにはご迷惑をおかけいたしますが、ご理解とご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。

公益財団法人仙台市産業振興事業団
〒980-6107 仙台市青葉区中央1-3-1 AER7階
TEL 022-724-1125 FAX 022-715-8205

永勘染め物体験
\老舗の技をインバウンドのゲストが体験!/

創業明治20年(1887)の老舗染工場である「永勘染工場」。代表である永野仁輝さんが「インバウンドのお客さま向けに何か始めたい…」と、仙台市産業振興事業団の「新商品/新サービス開発支援」を活用して始めた「永勘染め物体験」に、ベルギーからのお客さまが参加されるとのことで、お邪魔してきました!

今回、「永勘染め物体験」に参加したのは、ベルギーから来たセバスチャンさんとジャンさんのおふたり。3月も末だというのに冷たい雪が降る中での体験となりました。


写真:通訳を介して、丁寧に作業工程を説明する代表の永野さん

セバスチャンさんは、高校教師の職を辞したときに「なにか新しいことを始めたい」と日本語を学び始め、わずか4年で私たち取材班とも日本語で会話が成立するほど!そしてなによりも日本文化を愛し、「私は日本が大好きで、ベルギーで日本のすばらしさを伝える『あけぼのプロジェクト』を主宰しています。日本はまだ3回目ですが、いろいろな場所に行きました。日本で藍染の体験もしたことがあります」と教えてくれました。

今回は、株式会社コミューナから通訳が派遣され、職人さんが説明する工程を細やかに説明。キュレーターでもあるジャンさんは、シルクスクリーンの経験もあることもあって、職人さんが驚くほど手際よく染の工程をこなしました。

セバスチャンさんとジャンさんが染めたものは、乾燥と洗浄の工程を永勘染工場で経て、前掛けとトートバッグになります。


写真:藍染の経験もあるというセバスチャンさん。日本語も堪能でした!

セバスチャンさんは「4月に『あけぼのプロジェクト』のイベントがあるので、そこでお披露目します」とうれしそう。
“知性と愛の調和”を意味する家紋のほか、江戸時代の俳諧の大家である与謝蕪村の俳句をデザインとしたジャンさんは「私は書道をたしなむので、この俳句を選びました。今日は本当にいい体験ができました。みなさん、ありがとう」と話していました。


写真:ジャンさんは、家紋を与謝蕪村の俳句をあしらったデザインに

これから本格的に稼働していくこのプログラム。仙台のインバウンドの目玉になる日も遠くないでしょう。

永勘染工場でのインバウンド向け「永勘染め物体験」についてはこちらをご覧ください。

株式会社永勘染工場

所在地 〒984-0814 宮城県仙台市若林区南染師町13
TEL 022-223-7054
営業時間 9時00分~17時30分
定休日 土曜日・日曜日
URL https://nagakan.jp/

東北の手しごと×タイの人気キャラクター「マムアン」
~束の間のタイ里帰りの巻~

仙台メディアテーク内にある「KANEIRI museum Shop6(ろく)」が、タイの漫画家ウィスト・ポンニミットさん(通称 タムくん)の人気キャラクター「マムアンちゃん」とコラボレーションした<MAMUANG × TOHOKU>グッズ。「暮らす仙台」でもおなじみの「マッチ箱マガジン」や「こけしクリップ」の「佐々木印刷所」が製作したクリップは、以前記事でご紹介しました。
今回は、<MAMUANG × TOHOKU>の中のひとつで、天童市でグラフィックデザインを中心とした活動をしている株式会社コロンと山形県で昔から多種多様な木地玩具をつくり続ける木地玩具の職人がコラボした「飾りコマ」をフィーチャー。
飾りコマのマムアンちゃんを連れて、彼女の故郷であるタイへ行ってきました。マムアンちゃんの束の間の里帰りの様子をどうぞ。


まずは、「絶品!」とウワサのふかひれスープをいただきに、中華街へ。
宮城のふかひれもおいしいけど、バンコクのはどんな味なのか、ワクワク🤗


ウイークエンドマーケットをぶらぶら。パパイヤのジュースを頼んだら、パッションフルーツがついてきましたよ。タイはフルーツが本当においしい!!


ウイークエンドマーケットの屋台でランチ。タイ料理の大定番「グリーンカレー」と「トムヤムクンスープ」でおなか一杯。


歩き疲れたら、ホテルのプールサイドでまったり。

バンコク三大寺院のひとつである「ワット・パークナム」は、圧倒される美しさ。
世界中から集まった観光客もたくさんいました。


涅槃仏で知られる世界遺産のワット・ポーは、タイ古式マッサージ発祥の地ともいわれているそう。


古代、タイの首都だったアユタヤ。ワット・ロカヤスタの涅槃仏は手で触れられそうな距離で見ることができます。マムアンちゃんのお洋服と涅槃仏の袈裟の色がおそろい!


タイの国技であるムエタイも鑑賞してきました。
鍛え上げられたムエタイファイターが、目の前で闘います。その迫力たるや…!

とてもエネルギッシュで、昼も夜も楽しいバンコク&アユタヤ。
マムアンちゃんも、エネルギーチャージできたかな?

今回登場した「飾りコマ」をはじめとする<MAMUANG × TOHOKU>のグッズは、仙台メディアテークの「KANEIRI museum Shop6(ろく)」もしくは、「東北スタンダードマーケット」オンラインショップへ!

株式会社グリーディー
東北生まれのバスアメニティ誕生!

東北素材のアップサイクル
メディテーションアメニティ

「暮らす人を豊かに」をコンセプトに、アロマ・ハーブ・女性の感性で「人」「事業」「地域」の課題に取り組む株式会社グリーディー。ブランド「天然回帰~Feel Organic~」は、東北の豊かな天然素材と、そこに生きる人たちの思いを体験できるメディテーションアメニティです。第一弾として、2022年にアロマティック バスソルト【呼吸】【解放】をリリースし、大きな話題となりました。その「天然回帰」ブランドに、新たにホテルアメニティ用のシャンプー、コンディショナー、そしてボディーソープが加わり、メディア発表会が行われました。

グリーディーの代表である浜出理加さんは「自然と想いの循環こそがサステナブルの根幹だと私たちは考えています。当たり前のように捨てていたものの価値をつくり、もっと多くの人に知ってもらおうと、登米の米川生産森林組合さま、株式会社山大さま、そしてお茶のあさひ園さまのご協力をいただき、商品開発を行うことができました」と話します。

今回開発したのは、宮城県登米市産の杉の間伐材から抽出した精油からシャンプーとコンディショナー、石巻産の桃生茶の製茶後の端材を原料にボディーソープ。


間伐材は放置していると土砂災害発生時に一緒に崩れてしまい、被害が大きくなる可能性があるため、放置しておくことはできません。間伐材の有効利用は防災の上でも大きな課題でした。杉の間伐材の枝葉は、月に1回軽トラで山に入り回収したものを株式会社山大で粉砕し、その後自社で丁寧に蒸留して精油にします。株式会社山大の取締役社長である髙橋暢介さんは「今回のお話をいただいたときにとても共感しました。木の活用方法は住宅建材、紙などがメインですが、『見て触れる』以外になにかできないか、『香り』はどうだろう…と考えていたときに、ちょうど浜出さんからお電話をいただいて。ユーザーに山について知ってもらうことでよりよい山の整備につながるのではないかと期待しています」と話しました。


桃生茶の端材については、お茶のあさひ園で和紅茶に加工する際に出るお茶の繊維「ふわ」と茎の部分「棒」からエッセンスを抽出。お茶のあさひ園kitaha室長の日野朱夏さんは「私たちはいつも 『無駄なものは出したくない』と思いながらお茶をつくっているのですが、『ふわ』などはどうしても紅茶の雑味になってしまうため、取り除かざるを得ません。今回浜出さんからご連絡をいただき、本当にうれしかったです。グリーディーさんは土地の方々の想い、生産者に寄り添ってくれるし、何より代表である浜出さんの言葉が美しくて心が動くんです」と話してくれました。


写真左から、株式会社山大の髙橋さん、株式会社グリーディーの浜出さん、お茶のあさひ園の日野朱夏さん、工場長の日野優介さん

このシャンプー、コンディショナー、ボディーソープは、4月から秋保にある温泉旅館「蘭亭」の特別室でアメニティとして使用されるほか、現在もさまざまな宿と商談が進んでいるそう。また、旅館の売店での販売やグリーディーのオンラインショップ、コンセプトショップでも販売予定とのこと。

浜出さんは「現代人はデジタルに晒されていて、押しが強い方が多い。私たちが『瞑想の時間を取ってね』と提唱しても、難しい方も多いでしょう。だったら、せめて髪や身体を洗う時間をそういう時間にしてほしいんです。男女問わずですが、とくにお疲れ気味の男性にこそ使っていただけたら」と、この商品に込めた想いを語ってくれました。

2024年3月29日まで、グリーディーではアップサイクルコスメの製造拠点をつくるべくクラウドファンディングでメディテーションアメニティの先行モニターや先行予約も可能です。ほかにも山の課題を学べるオンラインセミナーや和紅茶の淹れ方を体験できるセミナー、オリジナルの香水をつくれるオンラインセミナーなど、たくさんの返礼品が選べます。想いに共感した方は、ぜひ協賛しては?

株式会社グリーディー

所在地 〒980-0802 仙台市青葉区二日町17-22 TNER304
TEL 050-3699-5595
URL https://www.greedyweb.com/

新商品/新サービス開発支援
株式会社永勘染工場/新サービス「永勘染め物体験」開発支援

かつては染物屋が軒を連ねた、仙台市若林区南染師町。令和の今、ここに唯一残る染物屋が「永勘染工場」です。手ぬぐいや法被に前掛けなどの販売やオーダーに加え、最近では手ぬぐいを縫製して帽子に仕立てた「染 CYCLING CAP」が話題の「永勘染工場」。代表の永野仁輝さんは「インバウンドのお客さま向けに何かを始めたい…」と、新しいプログラムを始めました。それが「永勘染め物体験」です。

このプログラムの作成にあたり、永野さんの思いに寄り添ったのは、

《仙台市産業振興事業団 ビジネス開発ディレクター》
 大志田典明(マーケティング・プロデューサー)
 草野裕樹(デザイナー)

《外部専門家》
 株式会社コミューナ

※敬称略


写真:支援スタッフに工場内を案内する永野さん(写真中央)

永野さんは「仙台国際観光協会 仙台旅先コレクションに『藍で染める型染め体験』を登録しておりますがコロナも明けて、インバウンドが増えるであろうことも含め、体験という形で外国の方にも染物の文化を知っていただく機会になれば…ということで、今回新商品/新サービス開発支援に応募することにしたんです」と話します。

今回メインとなったのは、翻訳の部分。翻訳、通訳のサービスを展開する株式会社コミューナの力を借りて、リーフレットなどの制作を行いました。「リーフレットの制作のほかにも、SNSに広告を打ってもらうなど、海外のお客さま向けに私どものサービスのPRをしていただきました」と、永野さん。

今回のインバウンド向け体験コースで用意されたのは、

・2日間 染め物の技術を学ぶワークショップ
・2日間 オリジナル半纏の製作
・工場見学と手ぬぐい染体験
・前掛けとトートバッグの染体験

の4つのコース。


写真:130年以上続く、職人の技を体験することができます

永野さんは「これまでにも体験プログラムはあったのですが、より時間をかけて、こだわったものをつくりたいという方がいらっしゃったので、数時間のもの、1日のもの、2日のものを用意しました。デザインから決めていただいて職人と一緒になって製作していただき、後日発送するようにします。外国のお客さまについては、コミューナさんのほうで通訳さんをご用意していただきます」とのこと。


写真:新年度から、新しい体験プログラムがスタートする予定です


写真:2日間をかけて素敵なオリジナル半纏が完成します

新年度には実施体制を整え、インバウンドのお客さまたちを迎えるという永勘染工場。仙台に、新たなインバウンドの賑わいが創出されそうです。

料金や所要時間など、この体験コースについて詳しくは、こちらのサイトをご覧ください。

【支援商品・サービス一覧】

ごりごりんごトフィー(仙台産りんご)/株式会社ゴリラファーム

ほむら前掛け/株式会社ほまれや

日仏食堂クラストデリカDeliJino/日仏食堂ラトリエ・ドゥ・ヴィーブル

「香凪」conagi/合同会社E・I