「株式会社マルヌシ」は仙台市産業振興事業団が主催する、新東北みやげコンテスト受賞企業です。

第5回「八戸サバ缶バー」特別賞受賞

マルヌシ様①

青森県八戸市は、全国有数の水揚げを誇る港町。なかでも、秋に八戸港に揚がる八戸前沖さばは、脂の乗りがよく、とてもおいしいと評判です。そんな八戸前沖さばを使用した新しい八戸土産「八戸サバ缶バー」を開発したのが、地元の新鮮な魚介を加工販売している「マルヌシ」です。

マルヌシ様②

開発担当者は「八戸前沖さばは、毎年秋の限られた時期にのみ八戸港に揚がるサバで、ものすごく脂がのっていておいしい。この前沖サバを使って八戸の新しいお土産を作りたいと思ったのが、開発のきっかけです。だって、これまでどこかに行くときに手みやげ持っていこうと思っても、結局手にするのが青森県内の別の地域で作られているリンゴのお菓子だったりしたんですよ。八戸の人たちが誇れる『これぞ八戸!』というものを作りたかったんです」と話します。

マルヌシ様③
写真:マルヌシの主力商品であるシメサバの製造工程。人の手できちんと成型しています

マルヌシ様④
写真:シメサバの製造工程。成型したサバを塩水で洗っています

開発には、青森県が中心となって行っている加工品相談会を利用しました。マルヌシにとっては、土産品の開発は初の試みで、1年ほどの期間を費やしたといいます。「弊社は、シメサバを主力商品にしているのですが、シメサバで使用するサバは大~中サイズ。近年サバが小型化していく中で、小サイズのサバをどうにか活かしたいという思いもありました」と話します。

マルヌシ様⑤

こうして生まれたのが「津軽海峡の塩」「ゆずこしょう」「グリーンカレー」「アヒージョ」「トムヤムクン」「ハバネロ」という、6種類のフレーバーの「八戸サバ缶バー」。

マルヌシ様⑥
写真:八戸サバ缶バーのアヒージョ味。この澄んだタレと一緒にパスタと和えれば一品完成!

「うちは完全に後発だったので、いまさらサバの水煮や味噌煮を出しても埋もれてしまう。だったら、とにかくいろんな味を出そう、と。本当は8種類くらい出したかったんですけれど、2018年3月の時点で出せるクオリティのものが6種類になったんです。パッケージに関しては、コンセプトを土産と決めていたので、地味にしたら埋もれてしまう。なので、カラフルにして目立つように。ネーミングに『バー』と名付けたのは、BARでいろんなお酒が並んでいるように、いろんな味が並べば楽しいなという思いでつけました」。
ポップでかわいらしいデザインは、地元八戸のデザイナーによるもの。
素材も、加工も、パッケージデザインも“オール八戸”で臨んだ、「これぞ八戸!」な土産品の誕生です。

マルヌシ様⑦

現在は、そこにもう1種類、青森県民の“ソウルフレーバー”と言っても過言ではない「スタミナ・源たれ」味を加えて7種類のフレーバーを販売。「スタミナ源たれになったのは、単純に『スタミナ源たれ味だったらうまいだろうな』って思ったから(笑)。今後は、中国韓国系が足りないので、そちらを検討しようと思います。2020年3月の発売に向けていろいろ考えているんです」。

マルヌシ様⑧
写真:マルヌシ工場のみなさん。八戸サバ缶バーを手に笑顔!

この「八戸サバ缶バー」が買えるのは、青森県内のお土産店と県外の青森県アンテナショップのみ。ネット販売などは行っていません。
「いつでもどこでも手に入る時代に抗っています(笑)。こんな便利な世の中ですけど、青森でしか買えない商品がひとつくらいあってもいいのではないかな、と思うんですよね」。

マルヌシ様⑨
写真:八戸サバ缶バーアレンジレシピ「ハバネロ味のピザ」。
ピザ生地にプチトマト、ハバネロ味八戸サバ缶バー、チーズを乗せて焼くだけ。仕上げにバジルを散らせば、白ワインにピッタリのピリ辛ピザの出来上がり!

マルヌシ様⑩
写真:八戸サバ缶バーアレンジレシピ。「ヘルシースタミナ定食」。
スタミナ源たれの味の八戸サバ缶バーと適量のキャベツ、もやし、ニラを炒めるだけの簡単料理ながら、抜群のおいしさ。玄米、お味噌汁と合わせれば、ボリューム満点ながらヘルシーな定食に!

これからも新たな味わいを加え、「八戸サバ缶バー」を発展させていきたい、と話す開発担当者。「地域で愛されている調味料や料理とコラボするのもいいなと思いますね。いずれ、当社の看板商品になってくれたら・・・と思います」。

自社の看板商品、そしていずれは八戸土産といえば・・・!という存在になるべく、「八戸サバ缶バー」はますますの進化を遂げていくに違いありません。



株式会社マルヌシ

〒031-0821 青森県八戸市白銀二丁目5-1
TEL:0178-33-1571 FAX:0178-34-6305
URL http://marunushi.co.jp
お取扱店舗情報:https://38canbar.jp/
※「八戸サバ缶バー」はネット販売を行っておりません。上記お取扱店舗情報をご確認ください。

マルヌシ

撮影/堀田 祐介

東北大学法学部卒業後、仙台市内の商業写真撮影会社に就職。写真の道に進む。アシスタントを経てカメラマンとなり、物撮、人物撮影など、写真全般にわたり様々な仕事をこなしながら10年勤務。その後準備期間を経て独立、現在はフリーランスとして、プロバスケットボール・仙台89ERSオフィシャル(初年度から現在まで。来季で15季目)のほか、雑誌媒体の取材(街ナビプレス・仙臺いろはマガジン・ウォーカー・るるぶ)、商業写真撮影、番組用写真撮影と各方面で活躍。

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