新商品/新サービス開発支援
L’atelier de vivre/新商品「DeliJino」開発支援

2024年3月15日

宮城のこだわりの生産者たちの食材を使った料理とおいしいワインや地酒が楽しめる人気のフレンチレストラン「L’atelier de vivre(ラトリエ・ドゥ・ヴィーブル)」。
仙台市産業振興事業団の「新商品開発支援」を受けて生まれたのが、お店の味を家庭で気軽に楽しめるクラフトデリカ「DeliJino(デリジノ)」です。オーナーシェフの吉田勝信さんが厳選した滋味あふれる食材を丁寧に調理し、特殊な方法で冷凍したもの。
この商品を開発したきっかけについて吉田さんは「やはり、新型コロナの影響がおおきかったですね。お店に来たいというお客さまがいても、いろいろな制限があったじゃないですか。遠方にいるお客さまはテイクアウトもできないわけです。それで『もっと多くの人に届ける商品が必要だよな』と考えました」。


そんな吉田さんの思いに寄り添ったのは、


《仙台市産業振興事業団 ビジネス開発ディレクター》
 大志田 典明(マーケティング・プロデューサー)
 カワシマ ヨウコ(フードコーディネーター)
 草野 裕樹(デザイナー)

《外部専門家》
 工藤 拓也(コピーライター)  磯崎亮(カメラマン)


※敬称略


写真:オーナーシェフの吉田さん。宮城を離れ、その食材の豊かさに気づいたといいます


レストランの開業時から仙台市産業振興事業団にいろいろな相談をしてきたという吉田さんは、事業団からの案内でこの新商品開発支援について知ることになりました。
「マーケッターの大志田(典明)先生には、以前からお世話になっていて。開業して間もなくお店にきてくださって『面白いね』といってくださって。それからちょくちょく食べに来てくれたり、相談に乗っていただいたりしていたんです」。


写真:支援チームのスタッフとは忌憚のない意見交換が交わされました


吉田さんの大きなこだわりが、地元のおいしい食材を使うこと。宮城の出身で、おいしい食材を食べて育ったという吉田さんですが、その価値に気づいたのは、高校卒業後、専門学校進学のために大阪に出てからでした。
「外に出てみて気づいたんです。大阪に行ってみたら、水も米もおいしくないし、野菜はバカみたいに高い。今まで当たりまえだったことがそうじゃなかったことに気づけたんですよね。それで、僕が地元・宮城でやる意味って『おいしい食材がここにはあるっていうことを、僕みたいに当たりまえに思っていた人たちに届けることなのかな』って、思ったんです。そういうところが大志田先生に『面白いね』といってもらえたのかな、と。そしてその派生で、新しい冷凍技術があるから、このタイミングで『DeliJino(デリジノ)』が生まれたんです」。
「DeliJino(デリジノ)」は2人前で7品、9品の2パターンから選ぶことができます。メニューは以下の通りで、これらをお店と変わらぬクオリティで提供できるのは、吉田さんが話してくれたような最新の冷凍技術があってのことでした。


・大滝自然農園 ニンジンのラペ
・大滝自然農園 椎茸のマリネ
・佐藤とみさん ネギのキッシュ
・ソレイユドムートン 羊のリエット
・放牧いばり仔豚の ジャンボン
・しばさき農園 葉野菜のポタージュ
・庄福丸 地魚のブイヤベース
・ソレイユドムートン 羊のナヴァラン(9品セットのみ)
・結城果樹園 季節のフルーツのパルフェ(9品セットのみ)


吉田さんは「仙台は支店経済のまちです。長くお店をやらせていただいていると、常連さんも入れ替わりがあって、仙台から出ていった方がお店にこられないけれども、自分の好きなタイミングで買って自分の好きなタイミングで解凍して召し上がれるというのがいいのかな、と思います。今後は自社サイトでオンライン販売ができるように勧めていきます」と話します。


【DeliJinoは流水にて解凍してお召し上がりください】




かつて「L’atelier de vivre(ラトリエ・ドゥ・ヴィーブル)」が好きだった方、今も好きな方、まだ出合っていない方。ぜひこのクラフトデリカ「DeliJino(デリジノ)」で、お店の味を家庭で楽しんでみませんか?


L’atelier de vivre ウェブサイト

DeliJino ウェブサイト


【支援商品・サービス一覧】

ごりごりんごトフィー(仙台産りんご)/株式会社ゴリラファーム

ほむら前掛け/株式会社ほまれや

「香凪」conagi/合同会社E・I

インバウンド対応 永勘染め物体験/株式会社永勘染工場