青森アップルパイの素
株式会社0172

株式会社0172とは、仙台市産業振興事業団が主催する
第11回新東北みやげコンテストの受賞企業です。
りんごの生産量日本一を誇る青森県。おみやげ品としてさまざまなりんご商品が販売されている中、おいしくて健康的で、便利な一品が誕生しました。それが株式会社0172の「青森アップルパイの素」。
写真:0172宣伝部長の井上じゅん子さん。とにかくよく笑う明るい方!
0172は、2010年にデザイン・広告制作を手掛ける会社として誕生しました。創業から5年で、0172はハンバーガーショップを開店。その理由について、0172の宣伝部長である井上じゅん子さんは、「当時のクライアントさんから主人が『きみのデザインはかっこいいんだけど、それで売れるの?』と言われて、『じゃあ、実証実験をしよう』ってなったのがきっかけなんです。それでハンバーガーレストランをオープンしました」と話してくれました。
ハンバーガーレストランだった理由を伺うと、「主人はアメリカ留学中に、大好きなハンバーガーを3000回くらい食べたんだそうです。自分がアメリカで食べたハンバーガーを青森の人たちに食べてほしい!っていう思いからオープンしたハンバーガーレストランが最初の飲食店でした」と教えてくれました。
写真:0172の本社1階にあるハンバーガーレストラン「DUBOIS(デュボワ)」
デザイン×飲食店の売り上げは好調で、0172は5店舗にまで事業を拡大させました。
ところがそこに起きたのが、新型コロナウイルスのパンデミック。さまざまな業種が打撃を受ける中、飲食店は営業時間の短縮や酒類の提供の制限などもあり、大きな影響を受けました。
0172の飲食事業も例にもれず大打撃を受けたため、3店舗を閉店。
「もう本当にヤバい!って感じだったので、商品をつくって販路を拡大しなくちゃ!って。それでおみやげ品開発に乗り出したんです」
写真:パートの女性たちの「雇用を守りたかった」と話す井上さん。とても雰囲気のよい職場でした
その中のひとつが、新東北みやげコンテストで優秀賞を受賞した「青森アップルパイの素」。
開発の経緯を井上さんに聞くと「温かいアップルパイを食べて欲しかったのと、規格外のりんごを買い取ることでりんご農家さんの収益を増やしたかったこと、あとはとにかく雇用を生み出したかったこと。その3つが理由です。青森って、冬になると売り上げが下がるんですね。そうすると、うちの飲食店で働いているパートさんのシフトが減ってしまう。だから、食品加工に携わってもらうことで、雇用を守りたかったんです」話してくれました。
写真:季節ごとにバリエーションも変わるそう
こうして生まれた「青森アップルパイの素」。その特徴はなんといっても、品種ごとにパッケージされていること。
「食感も甘味も酸味も、品種によって全然違うんですよ。農家さんから『井上さん、りんご獲れたよ』って連絡が来たらすぐに購入に行き仕込むんです。赤い皮のりんごは瓶のふたが赤、黄色、緑色のりんごを仕込んだものは、緑の蓋なんです。アップルパイって、紅玉のイメージが強いと思うけれど、王林とかもおいしい。商談会でバイヤーさんに食べてもらうと、緑のほうが人気があったりするんですよ」
井上さんがこだわったのは、とにかく「安全で安心な商品」。
保存料不使用、添加物不使用で、使っているのは、青森県産のりんご、てんさい糖、国産バター、有機レモン果汁、シナモンだけ。
「お子さんにも食べてほしいから、添加物は使いたくないと思ったんです。添加物は入っていないけど、常温で8カ月もつんですよ。レシピは変えず、りんごの品種だけを変えます。いろいろな種類があるので、贈り物にもオススメです。贈る楽しみ、贈られる楽しみを感じてほしいですね」
写真:井上さんオススメのトースト。本当に美味でした!
井上さんにおすすめの食べ方を伺いました。
「4枚切りの厚めのパンにバターと『アップルパイの素』を乗せて、トーストしてみて!簡単なのに本当においしいから!」
写真:青森アップルパイの素とバター、塩コショウをフライパンで煮詰めれば、絶品のアップルソースに
写真:「青森ホタテで缶パイ」を使って、ホタテサラダに。缶詰のつゆに青森アップルパイの素とりんご酢を合わせてドレッシングにすれば、レストランの味に!
「青森アップルパイの素」は、カネイリ各店(青森県)、クロワッサンの店仙台藤崎店、TOHOKU STANDARD MARKET(仙台市)などの小売店のほか、0172が運営するハンバーガーショップ「DUBOIS(デュボワ)」のオンラインショップで購入することができます。ぜひ、さまざまな種類のりんごを楽しんでみてくださいね。
商品開発にあたった井上さんのものがたりは、Yahoo!ニュースでもご紹介しています。ぜひご覧ください。
株式会社0172
所在地 〒036-0241 青森県平川市八幡崎松枝42-1
TEL 080-1853-0442
FAX 0172-88-5075
URL https://0172.co.jp/