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コラム

もっと身近にキャリア・コンサルティングを


みなさん、こんにちは。キャリアコンサルタント&社会保険労務士の木村美代子です。

今回は、2022年4月に改正される「女性活躍推進法」に触れつつ、キャリア・コンサルティングの効果的な利用についてご紹介します。

女性活躍推進法は、仕事で活躍したいと希望するすべての女性が、個性や能力を存分に発揮できる社会の実現を目指して、2016年4月に施行されました。施行から約6年、あなたは思うように活躍できていますか?

 この法律は当初、労働者が301人以上の事業主を対象に、女性の活躍状況について次の4項目の把握と課題分析を義務化しました。

  1. 採用者に占める女性比率(男性が優位になっていないか)
  2. 勤続年数の男女差(結婚・出産を機に、女性が退職しがちになっていないか)
  3. 労働時間の状況(必要以上に長時間労働が行われていないか)
  4. 管理職に占める女性比率(女性管理職が圧倒的に少なくなっていないか)

 そして、2022年4月の改正では、101人以上の会社に対象が拡大されます。ますます女性が活躍しやすい環境が整ってくると思われますが、一方でこんな話もあります。

 ある会社の社長が、かねてから評価していた女性労働者A 子さんに「管理職にならないか?」と打診したところ、会社初の女性管理職ということで、「自分には荷が重い」と断られてしまったそうです。社長はとてもがっかりしていました。

A子さんの「自分には荷が重い」という言葉には、どのような気持ちや現実があったのでしょうか。A子さんに話を直接聴くことはできないため、いろいろなケースを想定してみたいと思います。

ケース1

「育児や介護などがあり、物理的に無理」
今は、家庭人としての役割に時間をさく必要がありそうです。ただ、パートナーやご家族から今以上の支援を受けることができれば、職業人としての時間を増やすことが可能かもしれません。また、会社もA子さんの家庭の事情を理解した上で抜擢するのであれば、A子さんに対して配慮が必要でしょう。管理職の仕事が長時間におよび、休みたいのに休めないようでは、働き方改革からもかけ離れてしまいます。部下に事情を説明すれば時にはフォローしてもらうこともできるかもしれません。

ケース2

「身近なロールモデルがおらず不安」
社内で女性初の管理職ともなれば、不安も多いことでしょう。真面目な方であれば、私が失敗したら後に続く女性社員たちの妨げになるかも……と考え込んでしまうかもしれません。キャリア・コンサルティングで私が担当する機会があれば、「社長はA子さんのこれまでの実績、お人柄、そしてこれからの伸びしろ等を、総合的に勘案して指名しているはず。あなた以外に誰がいますか!」と背中を押すと思います。管理職になることの障害やA子さんが理想とする管理職像、会社が求める管理職像などを言語化しながら、A子さんと一緒に気持ちの整理をしていくことになるでしょう。

ケース3

「なんとなく、イヤ。」
明確な理由はないけど、なんとなく管理職にはなりたくない方もいらっしゃると思います。自分の気持ちを言語化することにあまり慣れていない、普段はできていても一定の事柄に対してモヤモヤしてしまう、そういった方はぜひキャリアコンサルタントにお話を聴かせてください。悩みを話し、キャリアコンサルタントから的確な質問を受け、自分と向き合うことで、気持ちの整理が進みます。

もしもあの時、A子さんがキャリア・コンサルティングを受けていたら……違った選択肢を見つけられたかもしれません。

私が相談者から言われて嬉しかった言葉に、「私には、その発想がありませんでした。」があります。

キャリア・コンサルティングでは、相談者とキャリコンサルタントがいます。1+1で少なくとも2の力が生まれます。2以上の力が生まれることも珍しくないと感じています。

ご自身に転機が訪れたり、モヤモヤが生じたときは、ひとりで悩まずキャリア・コンサルティングの利用をご検討ください。お待ちしています。

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木村 美代子
国家資格キャリアコンサルタント
特定社会保険労務士
産業カウンセラー