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コラム

自立した働き方と、人生を豊かにする言葉のちから


皆さまこんにちは、キャリアコンサルタントの佐々木 三鈴です。

新型コロナウイルス感染症が流行し始めてから2年になります。いまだ収束への道筋が見えず、不安を抱えている方も多いことでしょう。

しかし、不安に駆られて、何もせずにこの時期を過ごすのはもったいないことです。
外出が制限され、人に会うこともままならない今だからこそ、「自立」について考えてみてはどうでしょうか。コロナ禍をあえて肯定的に受けとめることは、多様な発想を育む成長の機会です。

今回は「自立した働き方」と「言葉のちから」についてお伝えします。

自立した働き方とは? 働く意味を見いだそう


相談者から「良い仕事を見つけたい」という言葉をよく耳にします。

あなたにとっての良い仕事とは、具体的にどのような仕事でしょうか?
もし思いつかない場合は、働く目的をイメージしてみるとよいかもしれません。

例えば、生活のために働く人にとっては、生計の維持に必要な金額を稼げる仕事が良い仕事といえます。

社会貢献がしたい人にとっては、社会貢献につながる仕事が良い仕事ですし、自己実現が目的の人は自己実現につながる仕事が良い仕事です。人と接するのが好きな人は接客などの仕事が良い仕事となるでしょう。

良い仕事とはつまり、あなたを物理的もしくは精神的な自立に導いてくれる仕事です。
ですから、良い仕事を見つけるためには、まずあなたが働く目的を明確にする必要があるのです。

働く目的は人によって異なりますし、何が正解ということもありません。
重要なのは、あなた自身があなたの働く目的を理解していることです。

もし、まだ明確な目的をお持ちでなければ自己分析をしてみてください。自分を見つめ直すことで、仕事を通して何を実現したいのかが明確になりますよ。

また、「楽しめること」も良い仕事のひとつの基準となるでしょう。
私たちは一日の大半を仕事に費やしますから、自分なりに働くことに意味を見いだすことが大切です。

生活のために嫌々働くよりも、楽しさややりがいを感じながら主体的に働く方が、自分にとって良い仕事といえるでしょうし、自立した働き方にもつながるでしょう。

人生を豊かにする「言葉のちから」


私たちは普段から言葉を使って、他者とコミュニケーションをとっています。
そして、自分自身とも言葉でコミュニケーションをとっています。

例えば、
「面接に落ちた。自分はダメな人間だ。」
「応募書類を作成しないといけないけど……。面倒くさいな。」
口には出さないまでも、心の中でつぶやいてしまうことってありますよね。これも、言葉を使った自分とのコミュニケーションです。

言葉は人の気持ちや行動に影響を及ぼします。
そして、多くの場合、私たちはネガティブな言葉により強い影響を受けるように思います。「応募書類を作るのが面倒くさいな」と言葉にすればするほど、作りたくなくなってしまうものです。

あなたは普段、ポジティブな言葉とネガティブな言葉のどちらを多く使いますか。
もしネガティブな言葉を多く使う傾向にあるのであれば、他者とコミュニケーションをとる時も、心の中で自分自身につぶやく時も、なるべくポジティブな言葉を使うように心がけてみてください。

このように、ネガティブな言い方だと責められているように感じることも、ポジティブな言葉に変換することで、肯定的に捉えることができるようになります。まずは普段何気なく使っている言葉に意識を向けることから始めてみましょう。

言葉は使い方次第で、ポジティブにもネガティブにも変化します。ポジティブな言葉を心がけると、就職活動や仕事への取り組み方が自ずと変わってきますよ。

物事がうまく進まない時ほど、ネガティブ思考に陥りがちです。そのような時こそ発想の転換が必要です。ポジティブな言葉で自分を労り、励ましましょう。
自立した豊かな人生を過ごせる環境を見つけられるよう応援しています。

おわりに

就職活動やキャリアについて悩んだり、立ち止まったりするときは、ぜひキャリア・コンサルティングでご相談ください。あなたの気持ちに寄り添い、心をこめて支援させていただきます。
 

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佐々木 三鈴
国家資格キャリアコンサルタント
関係コミュニケーション・カウンセラー
アンガーマネジメントファシリテーター
産業カウンセラー


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