「カフェレストランSEASAW」の報告会と記念植樹に参加させていただきました!

多くの人に愛されつづける「浜ののりだれ」
東北で一番古いといわれる海水浴場「菖蒲田浜」の目の前に建つ、「カフェレストランSEASAW」。
宮城県内屈指の人気カフェSEASAWから生まれた、「浜ののりだれ」。
第10回「新東北みやげコンテスト」(2023)で最優秀賞に輝いてから、多くの人に愛されてきた「浜ののりだれ」が、今年行われた大阪・関西万博の「にっぽんの宝グランドグランプリ」で優勝。名実ともに世界一の調味料に輝いたのは、2025年6月のことでした。
それから4ヵ月後の10月28日。
「カフェレストランSEASAW」で、関係者を招いての報告会と記念植樹、そしてグランドグランプリメニューの試食会が行われました。
写真:挨拶に立つオーナーの久保田さん
挨拶に立ったオーナーの久保田靖朗さんは「全国の百貨店さまでの販売の経験をさせていただく中で、全国で売れていくというものの壁を非常に感じました。ただおいしいだけで売れるわけじゃない。だから、全国レベルにブラッシュアップしていかないと先がないと危機感もあったので、『にっぽんの宝物グランドグランプリ』に出品させていただきました」と話します。
「にっぽんの宝物」は地方大会を経て、そこから全国大会、そして世界大会へと駒を進めていきます。1分間の動画とプレゼン、試食の10分のみで順位が決まります。
地方大会では2位で辛くも全国大会への切符を手に入れた久保田さん。
「地方大会後にいろいろな方に頭を下げてお時間をいただいて、2分間のプレゼンの壁打ちさせていただきました。そこで『海苔というと和食のイメージがあるけれど、洋食でも出せるようにしたほうがいい』というアドバイスをいただいて。全国大会では『進化する和食』をテーマに試食のお膳を出させていただきました」
写真:来賓の皆さまの手によって植樹が行われました
全国大会では、しらす丼、ホタテのカルパッチョ、ブルスケッタの3品を提供。海苔のポテンシャルを多いに見せつけることができ、審査員からの高い評価を受けて1位に。
そして万博で行われた世界大会では、蒸しがきにたまごフィリングを乗せたパン、ヴィーガン対応の豆乳リゾットも加えました。
そして久保田さんが一番やりたかったこと、それが「海苔の定義を変える」ということでした。
「海苔は英語にするとSea Weed。海の雑草になってしまうんです。海外の方からすると、『浜辺に落ちているあれでしょ?』となってしまう。なので、お店に来る外国人のお客さまにヒアリングさせてもらったらのりだれを食べて『これは、ハーブだね』と言ってくれた。それで、僕は海苔を『Ocean Herb』と定義させていただきました」
写真:北限のしらすを使用した「のりしらす丼」と、南三陸のブランド牡蠣「戸倉の牡蠣ののりだれがけ」が提供されました
海苔の再定義をして世界大会でプレゼンし、見事優勝。
久保田さんは「このような結果とチャンスをいただきました。私たちも真摯に、これからの地域の食材と向き合っていきたいと思います。そしてこのチャンスを宮城県の、そして東北のたくさんの事業者にお渡ししていけるように、一生懸命頑張っていきたいなと思っております」と挨拶を締めくくりました。
写真:宮城が誇る逸品となった「浜ののりだれ」。ミャクミャクもうれしそう!?
来賓として試食会に参加した七ヶ浜町の寺澤薫町長は、試食後「本当においしいし、世界に七ヶ浜の海苔が評価されたのがとても誇らしい。ありがたいです」と笑顔を見せていました。
11月からはシンガポールの超一流レストランでも使用されることが決まったという「浜ののりだれ」。
世界で評価される「Ocean Herb」の快進撃はまだまだ続きます。
カフェレストランSEASAW
(合同会社fluir)
所在地 〒985-0811 宮城県宮城郡七ヶ浜町菖蒲田浜長砂20-8
TEL 022-355-9119
URL https://www.seasaw7beach.com/

