新商品/サービス開発支援
鯛あんモナカ

2022年3月22日

支援事例│鯛あんモナカ(株式会社鯛きち)

マーケッターやデザイナーなど、多様な分野の専門家による伴走型チーム支援「新商品/サービス開発支援」。令和3年度に「鯛あんモナカ」を開発された株式会社鯛きちの中津陽子専務に、プロジェクトを振り返っていただきました。

※記事の最後に、令和4年度の募集についてのお知らせがございます。

鯛あんモナカ


【支援体制】

開発ディレクション:渡邉樹恵子BDD
(グラフィックデザイナー)

レシピ開発サポ-ト:川島洋子BDD
(フードコーディネーター、野菜ソムリエ)

リーフレット製作:工藤拓也BDD
(コピーライター)

デザイン・製作:有限会社スマッシュ
(外部専門家)





│どんな商品?
鯛の形をした、手詰めのモナカです。おぐら・ずんだ・仙台みその3種の味がセットになっています。


│こだわりや特徴は?
原料選びには、徹底的にこだわりました。小倉あんに使っている小豆は、十勝の契約農家さんが育てた「きたろまん」100%です。また、モナカの皮に使うもち米「ミヤコガネ」、ずんだあんの「秘伝豆」、仙台みそあんの「仙台味噌」、すべてのあんの隠し味である「藻塩」などは、すべて宮城県産です。もちろん品質が第一ですが、宮城県の商品として可能な限り地元産の原料を選んでいます。


│エントリー・開発の経緯は?
アツアツのたい焼きを食べていただけない方にも、私たちの商品をお届けしたい。そんな、たい焼き屋としてもう1歩前進したいという気持ちが、そもそものきっかけです。


│開発プロセスは?
プロジェクトがスタートした時点では施策も行えておらず、味のラインナップも決めきれていませんでした。ずんだはもともと考えていた味でしたが、仙台みそは専門家のみなさんと話し合いながら商品の方向性を決めていく中で出てきたアイディアです。




│一番大変だったことは?
あんの開発ですよね。たい焼きのあんをベースにしつつ、保存性を高めたり、モナカ用にさまざまな面でカスタマイズが必要で。レシピの考案という技術的な面はもちろんですが、たい焼きあんで実現できていたことが実現できなくなったり、こだわりたい気持ちと折り合いをつけるという点でも大変でした。


│支援を受けてよかった・大きく前進したポイントは?
商品自体の開発におけるレシピのアドバイス、原料を提供いただく生産者さんのご紹介、パッケージやプロモーションツール制作の支援が、特に大きな力になりました。パッケージの印刷に立ち会わせていただき、現地で色味を決めることができたおかげで、パッケージも納得の仕上がりです。


│完成から現在までの動きは?
一般発売はまだ(2022年4月予定)なんですが、展示会に出展したくさんの企業様からお声がけいただくことができました。お取引につなげられるよう、ご要望にもお応えしながらブラッシュアップを続けていきたいです。


│今後の展望は?
まずは一般発売に向けて、最後の仕上げをきっちり行うこと。将来的には宮城県を代表するお菓子として、海外展開などもできるといいなと思っています。



株式会社鯛きち

公式オンラインストア
https://taikichi-sendai.stores.jp/
※2022年4月発売予定

〒980-0021
宮城県仙台市青葉区中央二丁目1番30号 須田ビル4F
tei. 022-722-2155 fax. 022-722-2150

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