みやぎのあられ株式会社
やみつきスパイスカレーあられ

2024年1月29日

みやぎのあられ株式会社は、仙台市産業振興事業団が主催する
第9回新東北みやげコンテストの受賞企業です。

お取り寄せ特別賞 やみつきスパイスカレーあられ


宮城県亘理町に暖簾を構える「みやぎのあられ」。
安全安心な商品づくりにこだわり、自分たちでつくったもち米を手づくりであられにして販売しています。


あられの原料となるもち米は、宮城県のブランド米「みやこがねもち」。お店のすぐ目の前にある5haの田んぼで栽培し、自分たちで精米して「もち状」に。板状にしたもちを数日間かけて天日干しして、素材のおいしさを最大限に引き出します。
調味料には、宮城県産の無添加醤油や味噌、そのほか宮城県産の海産物を使用しており、とことん安全安心にこだわったおかきづくりをしています。


写真:宮城県亘理町に暖簾を構える「みやぎのあられ」。お店の目の前の田んぼでお米を育てています


新東北みやげコンテストでお取り寄せ特別賞を受賞した「やみつきスパイスカレーあられ」もそんなみやぎのあられの自慢の商品のひとつ。
開発をした石田亮平さんは「コロナ禍でいつもの仕事が少なくなってしまって時間ができたんですね。そのときに新しい商品づくりをしようと考えて、『そういえば、カレー味やってみたかったよな。自分の好きなカレーライスをあられにしよう』と思って。それでいろいろなカレー屋さんに食べに行って、それぞれのお店のいいところを集めたような味にしたんです」と話します。


写真:「やみつきスパイスカレーあられ」の商品開発を担当した石田さん


使用したスパイスはなんと10種。
「これをつくるまで、スパイスは花椒くらいしか使ったことがなかたんです。今回試作にあたって、いろんなスパイスの食味を確認してこんなにもいろんな味があるんだ、と知りました。『あ、クミン好きかも。クミンをもっと足してみよう』とか、足しては引いて引いては足して…を繰り返しました」

6年前から商品開発にかかわることになったという、石田さん。
「僕の父が創業者で、もうすでに私が生まれる前には『あられ屋さん』でした。もともとうちは祖父が雑穀商をしていたんですが、東京に商談に行ったときにあられが飛ぶように売れているのを見て、『うちの米はうまいから、それであられをつくったら、うまいあられができるのではないか』と思ったらしいんです。それで自分の息子に『あられ屋をやれ』と。父は真面目なので、祖父の一言で創業したようです。父のときは海苔巻きなど、割と定番商品が多かったんですが、私になってからはいろいろつくるようになりました。食事に行ったときなんかにヒントを得ることが多いですね」


写真:大人の味わいの「やみつきスパイスカレーあられ」は、赤ワインとの相性も抜群


「やみつきスパイスカレーあられ」以外にも、「松島のり」「ゆず仙台味噌」「気仙沼かつお」「蔵王バター」など、名前だけでそそられる商品がそろうみやぎのあられのラインナップ。
取材中も神奈川からやってきたという女性が店頭にはない商品を買い求めており、根強いファンがいることが垣間見られました。その女性客は「こちらの商品は、本当においしいんです。余計なものが入っていないし、おやつでもお酒のおつまみにもなるんですよ」と教えてくれました。


写真:取材当日は、「海苔巻きの日」。工場ではスタッフのみなさんが丁寧に海苔を巻いていました


石田さんは「うちのあられは、スーパーに並んでいるようなものと比べると倍くらいの値段がするんです。でも、余計なものは入れず、ひとつひとつ丁寧に手作りしているので、ぜひ一度味わってほしいです。日常づかいで味わっていただければ」と話します。


写真:「やみつきスパイスカレーあられ」を砕いて、サラダのアクセントに。ドレッシングは、「浜ののりドレ」をチョイス


写真:もしもあられが湿気てしまったら、砕いてフライの衣に。白身魚がほんのりカレー味になって、いつもと違う味わいが楽しめますよ



無添加で丁寧に手づくりされたみやぎのあられの商品。
「やみつきスパイスカレーあられ」だけでなく、さまざまなフレーバーを試してみてはいかがでしょうか。ギフトにも喜ばれますよ。


みやぎのあられ株式会社

所在地 〒989-2371 宮城県亘理郡亘理町鹿島吹田51
TEL 0223-34-1417
URL https://www.miyaginoarare.co.jp/



取材/2024年1月