2021年3月3日

【商品づくりチーム支援】
自分で育てる味噌キット

発酵のチカラを五感で体験

味噌は熟成具合によって、呼称が変わるのをご存じですか? 仕込みから日が経つにつれて「育味噌」から「若味噌」、さらに「赤味噌」、「熟成味噌」へ。この風味や色の違いを五感で味わえるのが、島津麹店の「自分で育てる味噌キット」です。原材料の生糀・蒸し大豆・海水塩にこだわりが宿るだけなく、保管用の容器やふろしき、発酵の過程を楽しむためのガイドブックなども付属されています。
また本商品ならではの醍醐味が、二つの菌のチカラを享受できること。一つめは、発酵力の強い「麹菌」。生きたままの麹菌と宮城県産ササニシキ一等米で仕込む生糀には、麹菌が生み出す酵素も豊富に含まれています。そして二つめが、人の手に存在している「常在菌」。味噌だねを素手で混ぜると、人それぞれの常在菌が加わり、味わいに個性が生まれるのです。時間の経過やつくる人によって、表情を変える味噌。家族や友達同士で一人ずつ味噌キットを用意できれば、食べ比べも楽しい思い出となるでしょう。

日本古来の糀文化を次代へ

この商品を販売する島津麹店は、創業110年を超える糀製造所。店舗を構える宮城県石巻市は、江戸時代に仙台藩祖・伊達政宗公の命によって新田開発が行われ、米穀集積地として発展を遂げた地域です。そこで米の食文化も育ち、島津麹店は明治42年から糀や味噌を生産するようになりました。手作業で丁寧に仕込む伝統製法は、現在の6代目に受け継がれています。
新たに「自分で育てる味噌キット」の開発に挑んだのは、昔ながらの味噌づくりや糀文化を未来へつなぎたいという思いから。かつては各家庭で味噌が仕込まれていたように、手軽に自家製味噌がつくれる商品を目指しました。こうして日本古来の発酵食を守り伝えると同時に、新しい糀の使い方も積極的に提案。砂糖やハチミツの代わりにも使える甘糀飲料「華糀」、仙台名物ずんだと甘糀を使用したシェイク「Zunda華糀Shake」など、保存料不使用の体にやさしい商品を展開しています。

購入はこちら

関連商品
華糀
よみもの
見る、聞く、学ぶ。工場見学のススメ│vol1.島津麹店(宮城県石巻市)
新東北みやげコンテスト【動画】
第7回(2020年)/入賞
掲載日/2021年3月

島津麹店

  • 所在地:〒986-0828  宮城県石巻市旭町3-24
  • TEL:0225-22-1708 FAX:0225-22-1708
  • URL:https://www.simazu-kouji.com
  • 担当者:佐藤 光弘