大野農園株式会社
ももモナカ

2021年8月26日

大野農園株式会社は、仙台市産業振興事業団が主催する
「新東北みやげコンテスト」の受賞企業です。
第7回 「ももモナカ」デザイン特別賞



数多くの名産品を持つ福島県ですが、なかでも日本全国、そして世界からも称賛を浴びるのが、甘~い桃。盛夏に冷やしたものをそのままいただくのは、最高のおやつですよね。
写真:フォトジェニックという言葉がぴったりの「ももモナカ」。つくって楽しい、食べておいしい一品です


そんな福島の桃のおいしさを、シーズンに関係なく楽しめるのが、石川町の大野農園の「ももモナカ」。桃を象ったパリパリの最中に、桃餡とチーズ餡を自分で詰めて完成させる、エンタテインメント性もある楽しいお菓子です。
大野農園のスタッフである丹内悟士さんにお話しをお聞きしたところ「桃餡だけでなく独自の配合で合わせたチーズ餡のまろやかなコクが豊かな味わいを生み出します。こうしたレシピは、特定の担当者がいるというわけではなく、社員みんなで考えているんです。商品開発にあたっても、老若男女問わず手に取られるお客様の多様なシーンを想像し、パッケージにおいても、果物を育てるところから、収穫し加工されるまでを表現できるようにストーリーをもたせ、それをデザイナーさんに展開し商品化へと取り組んでいます。これまでの育てるだけという農業のイメージではなく、従来の想いを継承しながらモノづくりに楽しさを加えて、新しい農業のカタチを作っていきましょうということに興味を持っている人たちが集まっている感じです」と教えてくれました。

写真:大野農園のスタッフのみなさん。新しい農業のカタチに賛同した人たちが集まりました


ところで、大野農園は、農業の土台となる土づくりにこだわり、果実の生産販売に加え、お菓子や加工品の製造事業、農地を利用したイベント事業やキッチンカー事業など、モノづくりに「表現」と「楽しさ」を加えた革新的農業で注目を集めている農業法人。先述の丹内さんのコメントにもあるように、スタッフのみなさんひとりひとりがクリエイティビティをもって農業に取り組んでいます。

写真;たわわに実る大野農園の桃。「最盛期には部署関係なく、みんなで収穫作業にあたるんですよ」と、丹内さん


「うちの栽培面積として一番多いのはりんごですが、そのほか桃、梨、ぶどうなどをつくっています。果物は取れる時期が限られいるので、『果物が取れない時期にも果物を楽しんでほしい』ということで、さまざまな商品開発を行っています。大野農園のオラゲーノ(*)のお菓子のすべてに共通しているテーマは『興味を沸かせるパッケージ』『手に取ったときのフォトジェニック性』『ふたを開け、食べるプロセスでの楽しさ』の3つ。そのオラゲーノのテーマに沿った、自分で最中の皮に餡を詰めてつくって楽しんでいただくエンタテインメント性を持たせています。家族や仲間と食べていて、会話が生まれるようなお菓子を目指しました」。 *「オラゲーノ」は、大野農園が展開する六次化ブランド名でもあり、方言で「おらげの=自分のところの」という意味の言葉であり、自分のうちの自信と自慢の農産物を食べてという思いを込めて名付けてます。

写真:桃の形の最中に、桃餡とチーズ餡がセットになっています


思わず手に取りたくなるようなキュートなパッケージ、SNSで自慢したくなるような色合いとフォルム、そしてなにより自分たちで完成させるという楽しみ…。お土産品としてはもちろんのこと、自宅でのティータイムやちょっとしたお遣い物にもぴったり。

写真:自分好みの餡の配分でスイートな桃最中を完成させます


 丹内さんも「イベント事や手土産、母の日や父の日などの贈り物にしてもらえたらうれしいです。会社目指すコンセプトは『くだものを通してヒトとヒトを繋げる農園』なので、幅広い年齢の方に手に取っていただいて、農業と人がつながるきっかけになればと思います。また、最中だけでなくさまざまな商品を展開していますので、この『ももモナカ』をきっかけに、大野農園の果物を感じていただくきっかけになればと思います」。

そして、「新しい商品、体験ゴトなど、常に企業として発展、成長していきたいとの想いはあるので、今後にもぜひご期待ください」とのこと。
次なるフォトジェニックなアイテムの誕生も待ち遠しいですね。

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大野農園株式会社

所在地 〒963-7826 福島県石川郡石川町赤羽字新宿130番地
TEL 0247-57-6004
URL https://www.oononouen.com/