「最中で包んだ嶽きみスープ」は仙台市産業振興事業団が主催する新東北みやげコンテスト受賞商品です。
青森が誇るブランドとうもろこし「嶽きみ」を使用したスープやお茶は現在、株式会社ケサノフウケイが製造・販売しています。

第5回「最中で包んだ嶽きみスープ」最優秀賞受賞

ケサノフウケイ様①

「嶽きみ」とは、青森県弘前市の嶽地区で収穫されるとうもろこしのこと。糖度が高く、まるでスイーツのような味わいで、青森県が誇る名産品のひとつになっています。その「嶽きみ」で作った「最中で包んだ嶽きみスープ」は鈴木農場「嶽きみ」100%使用。
鈴木農場は「嶽きみ」の先駆者で、三代目鈴木大賀氏は常に品質向上の研鑚に努めています。
※「きみ」とは津軽弁で「とうもろこし」のことです。

ケサノフウケイ様②
晴れた日の「鈴木農場」ここで育った嶽きみが極上のスープになります

その嶽きみを使用した極上のスープ「最中で包んだ嶽きみスープ」を開発したのが、株式会社ケサノフウケイの岩間憲一さんと蒔苗左右子さんです。そのきっかけは、おふたりが前職に就いていたころにさかのぼります。その会社の会長(当時)を通じて知り合った、嶽きみの生産者である鈴木農場二代目故鈴木健氏から「素材の味がしっかりするものを作ってほしい」と言われたのだそうです。

ケサノフウケイ様③
ケサノフウケイの岩間さん(左)と蒔苗さん(右)

すでに嶽きみを使ったレトルト商品などはあったものの、嶽きみそのものという味わいでないことに納得がいってなかったという鈴木さん。そんな鈴木さんの思いに、栄養士でもある蒔苗さんが応えることに。
「鈴木農場さんにお邪魔すると、いつもお茶代わりに自家製嶽きみスープを出してくれていたんです。それがとってもおいしくて・・・。その味を目指したんですよ」と話します。「ただ、素材の味を出そうと思って嶽きみの分量を増やせば増やすほど、粘性が増してカスタードクリームのようになってしまう。だからといって薄めるのも違うな、と。それで顆粒にしたのですが、それではスーパーマーケットに売っているスープと同じように見えてしまう。そこで『最中の中に入れてはどうか』とコンサルの方からアドバイスをいただいて、今の形になったんです」。

ケサノフウケイ様④

こうして、とうもろこしの形の最中に入った、かわいくてユニークなスープが誕生しました。
収穫してすぐに茹でて身を削いだら、フリーズドライにします。しかしながら、「フリーズドライにした嶽きみを粉砕造粒してくれる業者さんがなかなか見つからなくてね」と、代表取締役の岩間さんは笑います。そんな中、岩手県二戸市のサプリメントを作っている株式会社夢実耕望さんが粉砕造粒を引き受けてくれることになりました。「そこから、最中を作っている石川県の加賀種食品工業株式会社さんに顆粒を送るんです。このスープは、弘前、二戸、石川と旅しているんですね」と、岩間さん。

ケサノフウケイ様⑤

古都石川県金沢市で菓子種作りにこだわり続けて140年の老舗、加賀種食品工業株式会社。原料にこだわり、職人がひとつひとつ手作りでオリジナルとうもろこし型最中を作っています。

ケサノフウケイ様⑥
しばらくすると、最中がトロトロの食感に!

パリッパリに仕上がっている最中を割って、お湯を注ぐときれいな黄色のスープに。お湯の代わりに牛乳や豆乳を注げば、濃厚な味わいに仕上がります。割った最中はすぐに食べればサクサク。しばらく置けばトロットロの食感を楽しむことができます。

ケサノフウケイ様⑦
さわやかな甘みが特徴の嶽きみ茶

スープのために茹でて身を削いだ嶽きみの芯を焙煎し、“ひげ”も乾燥してブレンド。これで「嶽きみ茶」の完成です。奥行きのある上品な甘さを持つお茶は、煮出しても水出しでもおいしくいただくことができ、夏場の水分補給にもぴったり。「芯に甘みがあるので、こういうやさしい味になるんです」と、蒔苗さん。ホットでもおいしくいただけるので、温かい飲み物でほっこりしたいときにおすすめです。

ケサノフウケイ様⑧
子どもから大人までおいしくいただける「きみかほるサイダー」

嶽きみの商品開発はまだまだ続きます。鈴木農場の二代目から「サイダーを作りたい」と連絡を受けたおふたりは、またも新たな挑戦を始めました。「地元青森で地サイダーはたくさんあったんですけど、どれも同じ業者が同じ瓶で作っていたんです。そんなとき、以前飲んだ『小豆島オリーブサイダー』を思い出して。これは佐賀の業者さんが作っているのですが、瓶がかわいいんです」と、蒔苗さん。

ケサノフウケイ様⑨
初めての商品開発に、試行錯誤を重ねたという蒔苗さん

ペーストに加工され佐賀に送られた嶽きみは、なんとも珍しいサイダー「きみかほるサイダー」へと変身しました。炭酸は控えめなので、ゆっくり上下させて混ぜてもあふれることがありません。口に含めば、少し甘酒にも似た味わいのしゅわしゅわサイダーが広がります。

「どの商品もそうなのですが、生産者である鈴木農場のご家族の皆さんが喜んでくださったのが、なによりも嬉しかったですね、特にコンテストで最優秀賞を受賞したときは格別に」と、おふたりは笑顔を交わします。

こうして嶽きみを使用した商品を3アイテム開発した岩間さんと蒔苗さんは、2019年春、以前所属していた会社から商品を引き継いで株式会社ケサノフウケイを創業しました。

ケサノフウケイ様⑩
嶽きみ、そして商品への愛情たっぷりの岩間さん

「嶽きみは弘前のものですが、私たちは黒石市での創業を選びました。というのも、私たちと鈴木農場さんをつないでくれた前会長のお知り合いが、いろいろと手を差し伸べてくださったんです。また、黒石市では市民のみなさん、行政のみなさんなども応援してくださる。私たちにはありがたいかぎりです」と、岩間さん。

ケサノフウケイ様⑪
黒石市の「こみせ通り」にある古民家カフェ「高橋家住宅」にて

現在は、姉妹品として地元産の毛豆とポテトを使用したスープの開発にも取り組んでいるというおふたり。さらには、地元の酒蔵とのコラボレーションにより商品開発にも取り組む予定です。
これからもケサノフウケイは、黒石の人たちとともに「青森のおいしい!」を全国に伝えてくれることでしょう。

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                     ライター/岡沼 美樹恵

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  • 東急ハンズ仙台店(エスパル仙台東館4F)
  • 蔦谷書店多賀城市立図書館
  • ※お取り扱い店舗情報は2019年7月1日現在のものです。
  • <通販サイト>「まごころふるさと便」
  • URL:https://furusatobin.jp/gl/shops/171.html



株式会社ケサノフウケイ

〒036-0343 青森県黒石市大字浅瀬石字扇田345
TEL:0172-88-5802 FAX:0172-88-5803
E-mail:kesanofuukei@clock.ocn.ne.jp

※株式会社栄研より本商品を含む事業を新設分割にて承継

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撮影/堀田 祐介

東北大学法学部卒業後、仙台市内の商業写真撮影会社に就職。写真の道に進む。アシスタントを経てカメラマンとなり、物撮、人物撮影など、写真全般にわたり様々な仕事をこなしながら10年勤務。その後準備期間を経て独立、現在はフリーランスとして、プロバスケットボール・仙台89ERSオフィシャルのほか、広告、雑誌、ウェブなど幅広く手掛けている。

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