新東北みやげコンテスト
当日リポート

2019年11月29日

最優秀賞はあの商品!!!

 11月21日(木)、仙台市産業振興事業団が主催する「新 東北みやげコンテスト」が開催されました。このコンテストは、東北の企業が開発した新しいおみやげ品を発掘して紹介することで販路拡大を目指すもの。毎年恒例の行事となっており、今回で6回目を数えます。

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写真:数多くの出品がある中、受賞を果たした皆さん

 食品や飲料、雑貨などさまざまなジャンルの「おみやげ」の応募総数は199品。そのうち、54社56商品が入賞を果たし、コンテストに駒を進めました。コンテストでは、日本全国から集まった11人の審査員がブースをひとつずつ回り、採点を行いました。

みやげコンテスト②

 アイデアやデザイン性、味にこだわったおみやげ品がずらりと並ぶ中、最優秀賞に選ばれたのは、有限会社ファーム・ソレイユ東北の「kitaha-纏-(まとい)」。北限の紅茶である「kitaha」に蔵王町「ざおうハーブ」のハーブをブレンド(kitaha についての詳細は、こちらをご覧ください)。和紅茶とハーブという組み合わせの妙、そして可愛らしいパッケージデザインが評価されての受賞となりました。
 フレーバーは、カモミールとレモンバーベナの2種類をラインナップしています。

みやげコンテスト③
商品写真撮影:渡邉 樹恵子

 抗酸化作用、消炎症効果があり、美肌効果や風邪予防に効果があるといわれるカモミール。「kitaha-纏-」のカモミールは、いわゆる普通のカモミールティーとは一線を画す味わいで、和紅茶のふわりとした甘みが口の中で広がったのちにカモミールが優しく香ります。ハーブの独特な味が苦手という方も、これならおいしくいただけそうです。
 レモンバーベナは鎮静効果、抗炎症効果があり、神経の緊張や不安を解消したり、ストレスからくる頭痛や腹痛などを和らげる効果があるとされるハーブ。「kitaha-纏-」のレモンバーベナは、すっきりした味わいでホットはもちろん、夏場にはアイスティーでもおいしくいただけそうです。

みやげコンテスト④
写真:壇上で感極まって涙ぐむ朱夏さん

 最優秀賞受賞のアナウンスを受け、壇上に上がった日野朱夏さん。郡和子仙台市長からトロフィーを授与され、「東日本大震災以降、石巻のもので東北を元気にしたいという一心で家族一丸となってがんばってきました」と涙ながらに語ると、会場からは拍手が…。「私は小さいころから、お父さん、お母さんのがんばりを見ていて、いつか報われてほしいと思って生きてきました。私たちだけでこの商品を生み出せたと思っていません。地域の皆さん、kitahaチームの皆さん、事業団の皆さんのおかげで生み出せたと思います。ありがとうございました」と話しました。

みやげコンテスト⑤
写真:壇上に上がったお父さんの雅晴さんと抱き合って喜びを分かち合いました

 朱夏さんの涙ながらのスピーチに、会場ではもらい泣きする人も…。最後は、朱夏さんのお父さんでkitahaの生みの親である雅晴さんも壇上に上がり、会場のすべての人たちから温かな拍手が送られました。

みやげコンテスト⑥
写真:優秀賞を受賞した品々

 そのほか、優秀賞には「弥治郎こけしのマスキングテープフォルダー」(株式会社不忘印刷所・宮城県白石市)、「八戸いちご煮の炊き込みご飯(そっこ→ご褒美シリーズ)」(株式会社 味の海翁堂・青森県八戸市)、「椿茶ミニパック」(株式会社バンザイ・ファクトリー・岩手県大船渡市)が選ばれました。
 そして、特別賞インバウンド部門には「サムライアロハ」(株式会社サムライアロハ・宮城県仙台市)、デザイン部門に「庄内町のほしがきさん」(庄内町新産業創造協議会・山形県東田川郡八峰町)、地域性部門に「ハタハタオイル漬けプレミアム」(株式会社鈴木水産・秋田県)、アイデア部門に「夢☆宇宙米おにぎり」(夢☆宇宙米プロジェクト・宮城県角田市)が選ばれました。

 今回の最優秀賞、優秀賞、特別賞を受賞した商品については、この「暮らす仙台」の「銘品ものがたり」で後日取材し、開発秘話などをたっぷりご紹介します。また、入賞商品についても「よいもの」ページで順次ご紹介していきますので、お楽しみに!

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