うちで過ごそう!
~How You Stay Home~
おうち七夕のススメ

2020年6月5日

「Stay Home」が呼びかけられている中、「暮らす仙台」では読者のみなさんに「おうちでの楽しい過ごしかた」をご提案します!

うちでつくろう
「おうち七夕のススメ編」

アイスコーヒー編
ミニいちごストラップ編


藩祖・伊達政宗公の願いが込められた七つの飾りと華麗なる吹き流しを竹に括り、見物客がそれを目で見て楽しむ「仙台七夕まつり」。静かで、美しいこのお祭りは、東北三大祭りのひとつに数えられ、例年県内外から200万人を超える観光客がやって来ます。

おうち七夕① 写真提供:宮城県観光課

しかしながら、2020年の「仙台七夕まつり」は、新型コロナウィルスの感染拡大を懸念して、中止されることが決定しました。
例年のような豪華な竹飾りを見ることはできないけれど、ならばおうちで七夕飾りを作ってしまおう!とのことで、調査を開始。

「仙台七夕といえば!」の鳴海屋紙商事さんのウェブサイトをのぞくと、ありました!手作り七夕キット「浪漫竹(ロマンチック)」が!

おうち七夕②
早速オンラインで「浪漫竹(中)組み立てキット」(税込み:1,320 円)を購入し、編集部で制作を開始。
ぶきっちょ自慢のスタッフ2名でああでもない、こうでもないと言いながら折り紙や和紙と格闘すること約3時間…。

おうち七夕③
小さいながら、立派な飾りができました!
竹飾りについている「七つ飾り」。実は、それぞれにちゃんとした意味があるんです。

おうち七夕④
「吹き流し」は、織姫の織り糸を象徴し、機織や技芸の上達を願うもの。
「巾着(きんちゃく)」は、富貴を願いながら、節約、貯蓄の心を養うもの。
「投網(とあみ)」は、豊漁の祈願と、幸運を寄せ集めるという意味をこめています。
「屑篭(くずかご)」は、ものを粗末にせず役立てること。そして清潔と倹約の心を育てました。
「千羽鶴」は、家の長老の延命長寿を願うもの。
「紙衣(かみごろも)」は、裁縫の腕が上がるよう願いをかけています。
「短冊」は、学問や書、手習いの上達を願うもの。


古の人々がそれぞれの飾りに込めた思いに心を寄せるのも、手づくりならでは。
鳴海屋紙商事営業部の鳴海幸一郎部長も「今年は、ぜひご自宅や職場で七夕を楽しんでほしいです」と話します。

おうち七夕⑤ 写真:自宅の軒先に飾れば、ご近所さんたちもほっこりしてくれるハズ


おうち七夕⑥ 写真:くくり付けるものがなければ、植木鉢を利用する方法も…


おうち七夕⑦ 写真:もちろん、お部屋の中に飾って、家族で七夕を楽しむもよし!


改めて、私たち仙台市民にとって大きな心のよりどころであることがわかった「仙台七夕まつり」。
来年は笑顔でその日を迎えられるよう、今年はおうちで七夕を楽しみましょう。

*2020年5月31日現在の情報です


アイスコーヒー編
ミニいちごストラップ編



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おうち七夕⑥