hana agusak

ちょうど独立したいなと思っていたタイミングで、テナントが空いていたのがきっかけです。以前、この近くにある生花店で19年ほど働いていたことがあって、自宅での開業も検討していました。でも、ここが空いていて、以前花屋さんだったのも知っていたので、以前のお客さまが戻ってきてくれるのではないかと思いました。ここは住宅街で学校も近いですし、私の自宅からも近いし、市場も近い。利便性がいいので、ここで開業しようと決めました。

実は1カ月もないくらいで開業したんです。内装は、夫が手掛けてくれました。私の夫は、塗装屋の仕事もしていたし、電気屋さんでの仕事もしていて。どちらかというと夫の方が積極的だったかもしれませんね（笑）。

逆から読んでみてください。ちょっとなぞなぞ的な仕掛けがしてあります。お客さまも「なんて読むの？」とか「どういう意味？」と聞いてくださったりするので、会話のきっかけになるんです。「なぞなぞが解けました！」って来てくださるお客さんもいるんですよ。

年齢層は幅広いですし、男女問わずいらっしゃいますが、比較的若い方が多い印象です。土日はカップルも多いです。男性がギフトで買いにいらしたり、お子さんが「お母さんの誕生日に」と買いに来たりすることもあるんですよ。

見ているだけで楽しくなるし、癒される。あとは、お客さまが私のつくったアレンジや花束によろこんでくれるとありがたいと思うし、ものすごく原動力になります。ないと困るくらい大事なものですね。

私はもともとが田舎育ちでして…庭も広いし、畑で野菜を育てたり、家の周りで種まいて花が咲いたりっていう環境でした。春には梅や桜が咲いていたし、自然がいっぱいのところで幼少期を過ごしたので、常に緑とか花が生活の中にあったんです。母も隣に住んでいた叔母も花が好きで、花の農家さんのところに行って花を買ったりしていたから、本当に自然に…ですね。

融資を受けようと思って商工会議所に行ったら、アシ☆スタを紹介されました。「書類づくりをサポートしてくれる」というので伺い、実際に相談に行ったのは数回ですが、役に立ったことばっかりです。特に、税理士さんの指導は「本当に無料でやっていただいていいの？」と思うくらいでしたね（笑）。あと、ＩＴの相談にも乗っていただきました。現在、うちではInstagramのみで宣伝をしているんですけれど、最初はハッシュタグの付け方も分からなくて。でも、そういうことも教えてもらえて、Instagramのお客さんも増えてきましたし、メッセージで予約が入るようになってきたんです。