開業者インタビュー

ENstyle(エンスタイル)

小売

インドアでも使えるアウトドア道具雑貨店

起業のきっかけは何ですか?

子供の頃から「いずれは自分のお店を」という夢を抱いていました。専門学校を卒業後、市内の雑貨店に勤めたのが開業への第一歩だったと思います。自分の好きなもの、やりたいことに出会い、進むべき道を見つけたと。雑貨店を退職後、「5年間で開業資金を貯める」と一念発起。販売や雑貨とは全く違う業種で少しずつ資金を貯めながら、休みを利用しては雑貨店、インテリアショップを巡るなど、未来の店の姿を模索しながら過ごしていました。
そんなときに遭遇したのが東日本大震災。近所に住んでいた見ず知らずの人たちと約1ヶ月にわたる共同生活を送る中で、「アウトドア道具があれば良かったな」と感じる場面に幾度も遭遇しました。それを機に雑貨とアウトドア道具を組み合わせたお店が自分のやるべきスタイルだと強く思うようになりました。

事業の特徴やこだわりを教えてください

「店名には、震災の時やお店を開業する上でお世話になった人たち、これから出会う人たちとの「縁」、震災時に助け合いながら生活した経験が今を作っていることから助け合いの「援」、東北の仙台からこのスタイルを広めたいとの願いから、東(EAST)と北(NORTH)の頭文字をつなげた「EN」の3つの想いをこめ、この「エン」を大事にするという意味でENstyle(エンスタイル)と名付けました。
雑貨店で得た知識、震災の経験、アウトドアを通じて感じたことを合わせて、アウトドア、インドアの扉を取り払った「ノードアスタイル」を提案していきたいです。

アシ☆スタのサポートはいかがでしたか?

開業する上で大きな契機となったのがアシ☆スタ主催の起業家セミナーでした。
開業するにはどうしたら良いか、漠然とした理解しかなかったので、その当時、様々なセミナーを受講し、試行錯誤を重ねていました。そのときコーディネータを務めていたアシ☆スタのビジネス開発ディレクターの話に感銘を受け、終了後、すぐに駆け寄り声をかけました。そこからアシ☆スタの窓口相談の利用がスタート。物件選びや、資金計画、経営者としての心構え、自分らしさをいかにお店に反映するかなど、数十回にわたり相談を重ねる中でアイディアを事業計画書として練り上げ、この秋、念願の開業に至りました。

起業家からのメッセージ

アシ☆スタでは「プラン100回」という事を言われました。幾度となく足を運び、お店のプランを何度も何度も練り直してはアドバイスを受けるといった、地道な作業を繰り返した結果、開業できたと感じています。これから開業しようと考えているのであれば、是非アシ☆スタに足を運んでみてください。
このように無料で継続して相談できる場所はなかなか無いと思うからです。なにより開業する上で、俯瞰的な意見をもらえたのはとても有難いことでした。
 お店には、日常使えるアウトドア道具から、丸太のクッションなどのアウトドアの雰囲気を醸し出す商品もございますので、女性の方でも雑貨店を見る感覚で楽しんでいただけるはずです。また保存食やソーラー発電ライトも取り揃えています。まずはアウトドアに興味を持っていただくのが防災や備えに繋がると考えています。気軽に来ていただければ嬉しいですね。
あと、内装はほとんどDIYで作りました。コストを抑えて内装を作りたい方などにも参考になると思います。
お店のフェイスブックも毎日更新していますので、新商品情報や開業までの日々に興味のある方は、是非覗いてみて下さいね!

取材日:2015年11月11日

開業者情報

社名
ENstyle
代表
川村 峻介
開業
2015年9月
ウェブサイト
http://enstyle.net/
電話
022-281-9237
所在地

仙台市青葉区本町2-16-5 中村ビル2階

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