伝統的な和食って、知っているようで知らないものですよね。 特に盛りつけが難しい。実際にやってみると、バランスがうまくとれません。

以前、海外からのお客さまに「生姜をどうして『はじかみ』と呼ぶことがあるの?」とたずねられて、答えられなかった苦い思い出があります。すぐに料理の本を買って、必死に勉強をしました。 もう、そのお客さまと会うことはないかもしれないけれど、日本人として、すらすら説明したかったな。

ワンプレートおせち03
和食の盛りつけの美しさは「和」の文字の意味そのものだと思います。
調和、そして融合。
小さなあしらいひとつにも手をかけ、心をこめた料理を出せば、お客さまも喜んでくれるはず。 お正月は代表的な和食「おせち」料理をワンプレートにして盛りつけよう。


ワンプレートおせち02


10月東北地元ごはんライン

おせち_まろん
大きく見事な「善兵衛栗マロングラッセ」は、そのままでも十分迫力があります。さらに、おめでたい雰囲気を出すために、ちょこんと金箔を飾ってみました。


おせち_あなご
「宮城県三陸産煮真あなご一尾つくり」はひと手間かけて、「煮穴子のテリーヌ」にします。トマトピューレで紅白に染めて、添付のタレをソースにします。


おせち_しずく
おせちに欠かせないのがかまぼこです。丸くてかわいい「みやぎの雫」を4等分して並び替えれば、市松模様に。


おせち_むすー
新年はスパークリングワイン「ミガキイチゴ・ムスー」で乾杯。やや辛口仕上げの味わいはおせち料理とも相性が良く、ついつい飲みすぎてしまいそう。



「煮穴子のテリーヌ」のつくり方

ワンプレートおせち01
<用意するもの>
パウンド型1本分

<材料>
煮穴子 2パック
ホタテ貝柱(刺身用)280g
生クリーム 200cc
卵1個、塩9g、トマトピューレ大さじ1

【つくり方】
1.煮穴子は表面の水分をふきとっておく。パウンド型にラップをしきつめ、オーブンは180度に熱しておく。
2.ホタテ貝柱は4つに切り、フードプロセッサーにざっとかける。生クリーム、卵、塩を加えてなめらかになるまでよく撹拌する。
3.半量をボウルに取り出し、トマトピューレを加えて色をつける。
4.パウンド型にクッキングシートをしいて煮穴子を1枚乗せ、トマトピューレ入りの生地を平らに流し入れる。さらに穴子をしき、残りの生地を入れて平らにならす。
5.深めのバットに2~3枚重ねたキッチンペーパーをしき、その上にパウンド型を乗せ、バットに湯をはってから天板ごとオーブンに入れる。湯煎の状態で1時間火を通す。オーブンから取り出し、十分冷やしてからキッチンペーパーを外す。切り分けて盛りつけ、煮穴子のタレを添える。


料理教室「紫山のごはん会」主宰
フードクリエイター 佐藤千夏

2002年より創作料理の教室を自宅で開催、素材を活かしたシンプルなレシピとセンスあるテーブルコーディネートが話題に。ほかに商品開発やセミナー講師、料理写真スタイリングなどで活躍中。
HP http://www.mgohankai.info

佐藤 千夏

撮影・デザイン/Pontic 渡邉樹恵子

女性らしさ、主婦的感覚を活かしたデザインを心がけています。 商品開発、パッケージ、撮影、販促ツール等、ワンストップで承ります。
MAIL:kie_pontic@me.com

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