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インタビュー

企業の先輩

目標に向かってまっすぐに進む 強い意志と周りの支え

株式会社伸電
阿部 幸司さん

仙台市若林区にある株式会社伸電。

工場や店舗などの電気設備工事・メンテナンスをメインに行う総合システムエンジニアリング企業で、優れた技術力とスピーディーな対応に定評があります。

また、創業から48年の歴史がありながら、20代の社員が半数を占める非常に若い会社でもあります。

今回は、工事部の阿部 幸司(あべ こうじ)さんにインタビュー。
仕事のやりがいや、会社の魅力について伺いました。

阿部さん

笑顔で対応してくれた阿部さん。今年で入社4年目になる。

テレビで知った電気の世界 恩師のすすめで伸電へ

入社4年目の阿部さんは高校を卒業し、伸電に入社。
現在、電気工事士として電気設備の工事やメンテナンス業務に携わっています。

阿部さんは伸電に入る前から電気工事に興味を持っていたといいます。
きっかけは何だったのでしょうか。

阿部さん
中学生のときに見たテレビ番組がきっかけです。
高校の電気科の授業風景が流れているのを見て、「おもしろそうだ!」と思いました。それで、高校は電気科のある仙台工業高校を選びました。
授業は楽しかったですね。技術がどんどん身についていくのが実感できましたし、在学中に電気工事関連の資格も取得できました。

卒業後は電気工事士になろうと思って仕事を探していたところ、尊敬する先生から伸電を紹介されました。

その後、無事伸電に入社することが決まった阿部さん。
その年の新入社員は、阿部さんひとりでしたが、不安に思うことは無かったと言います。

阿部さん

むしろ、「一緒に入る同期が優秀すぎて、置いていかれたどうしよう」という不安の方が強かったので、こうした心配が無くなってよかったです(笑)

入社後は先輩方がやさしく教えてくださったので、人間関係の不安も無かったですよ。

インタビューの様子

伸電は平均年齢が34歳。20代が社員の半数を占めるとても活気のある職場だ。

電気の世界は奥が深い だからこそ楽しい!

電気工事と一口に言っても、作業項目は多岐にわたります。
阿部さんに伸電での業務内容について伺いました。

阿部さん

照明や空調、通信LAN、防災・消防など、さまざまな電気設備のメンテナンスを行っています。電気というと、室内をイメージされるかもしれませんが、ショッピングセンターの街灯なども私たちが担当しています。

時には高所での作業もありますが、高所作業専用車を使うので安心です。普段見ることができない風景を楽しめるのは役得ですね。

1日の仕事の流れについても聞いてみました。

阿部さん

1日のはじまりは全員での朝礼と各部署でのミーティングです。その後、その日の作業に必要な工具や資材を車に積んで、現場に向かいます。

新設工事の場合は1日がかりでの作業となりますが、点検・メンテナンスの場合は1日に2、3カ所を回ります。

電気の仕事は奥が深く、入社から4年が経ってもまだその一部しか見れていません。でも、その分やりがいもあって楽しいですよ!

作業の様子

訪問先ごとに違う器具や備品を確認して積み込む。この作業が現場での時短につながる。

目指すは先輩! 信頼される存在になりたい

伸電は平均年齢が34歳と若い会社です。
上司や先輩との距離も近く、コミュニケーションを取りやすいところが特徴の一つだと阿部さんは言います。

阿部さん

社内では私と年齢の近い先輩たちが活発に意見を出し合っています。社会人になる前までは「会社は上司が指示を出し、若手は従うもの」というイメージを持っていたので、入社して驚きました。

会社のルールや仕事の進め方は、1歳上の先輩が教えてくれました。その先輩はものすごく仕事ができる方で、スピーディーに作業をこなします。

しかも、説明も丁寧でわかりやすい。提案が建設的なので、上司も信頼して承認しています。先輩のような方がたくさんいるので、社内はとても話しやすい雰囲気です。

素敵な先輩に出会えたと嬉しそうに語る阿部さん。
自身も5人の後輩を持つそうですが、後輩への接し方も先輩から影響を受けているようです。

阿部さん

先輩のように、仕事のスキルとリーダーシップを身に付けて、後輩にアドバイスできるようになりたいです。今は、先輩の作業スピードに全然追いつけていません…… まずは、目の前の仕事を手際よく完了させられるよう努力しています。まだまだ修行中ですね。

後輩に接する時には、今まで先輩が私にしてくれていたような、丁寧な説明と優しい対応を心がけています。
仕事の話だけでなく、就業後はプライベートな話もします。いろいろな話題からその人の個性を感じるためです。後輩とスノーボードに行ったり、みんなで集まってフットサルを楽しんだりもしますよ。

打ち合わせの様子

作業内容について上司に確認する阿部さん。伸電では役職や年齢に関係なく、社員同士のコミュニケーションが活発に行われる。

阿部さん

弊社には「共育」という考え方があります。

これは、上司が部下に教えるだけでなく、同時に部下の行動や考え方を知ることで上司も学ぶ、という考え方です。

共育のおかげで、全社員の思考が常にバージョンアップされ、新しいことにもどんどんチャレンジできる社風になっています。

人間性がポイント 素直な気持ちを大切に

最後にこれから就職活動をする方々に向けてメッセージをお願いしました。

阿部さん
私は早くに進みたい道をイメージできたので、それに必要な資格を取得し、今の仕事に就きました。資格が全てではありませんが、取得することで自信につながります。資格が必要でない仕事でも、何らかの資格にチャレンジすることをおすすめします。

また、就職してからは「人間性」を見られます。人との接し方など常識的なことは学んでおくと良いと思います。

私は、自分から積極的にコミュニケーションをとりにいくことが苦手でしたが、手本になる先輩と出会ったことで、今ではほかの社員と気兼ねなく話ができるようになりました。就職活動をする上で悩むことは多いと思いますが、恐れず素直な気持ちで取り組むことが大切だと思います。

 

おわりに

取材を通じて、常に目標をみつけて、達成に向かって真っすぐ進もうとする阿部さんの芯の強さを感じました。

また、不得意なことを克服するためには、本人の努力だけでなく、周りの人のサポートも欠かせません。伸電には立場に関係なく学び合い、支え合い、高め合う環境があります。社員一人一人を尊重する社風にとても共感しました。

伸電について詳しく知りたい方は、ぜひ企業情報ページもご覧ください。

 

(2023/2/2取材 ライター/撮影:遠藤 瑞知)
※撮影時は、マスクを外していただきました

阿部 幸司さん 株式会社伸電

プロフィール
仙台市生まれ。高校時代取得した電気工事士の資格を活かして株式会社伸電に入社。
休日はスノーボードやフットサルを楽しむ。

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