お客様の課題をIT先端技術で解決する、ITプロフェッショナルのお仕事とは
株式会社エヌエスシー
今野 那菜さん、伊藤 瑞希さん
株式会社エヌエスシーは、仙台市に本社を構えるIT企業。
1997年の創立以来、業務系のシステム開発やネットワーク構築、生産管理や事務処理などのシステム販売をしています。
また、東北では珍しい医薬の統計情報にも携わるなど、IT技術でさまざまな業態の企業を支援しています。
”IT企業”と聞くと、専門性の高さが求められるように思う人も多いかもしれませんが、実際はどうなのでしょうか。
今回は、入社2年目の若手社員、今野さん、伊藤さんにお仕事に関するお話をうかがってきました。

(左)伊藤瑞希(いとうみずき)さん
システムエンジニア。入社2年目。仙台高等専門学校で情報処理を専攻。宮城県出身。
(右)今野那菜(こんのなな)さん
営業。入社2年目。山形市内の大学で音楽を通じた地方創生を学ぶ。岩手県出身。
営業、SE、それぞれの立場でお客様の課題解決に向き合う
今回お話をうかがったのは仙台市中心部にある本社オフィス。
仙台を拠点に、東京・盛岡にも事業所を展開するエヌエスシーは、全国のさまざまな業態のお客様に対し、IT技術を駆使した事業支援を行っています。
今野さんは営業として、伊藤さんはSEとして、それぞれの立場で日々お客様の事業課題に向き合っているそう。
おふたりのお仕事内容について聞いてみました。

最近ではDXへの意識が高まっていることもあり、文書管理システムなどの自社ソリューションや、RPAを中心とした他社ソリューションの販促にも力をいれています。

事務系の定型作業を自動化・代行するツール『RPA(ロボティックプロセスオートメーション)』は、今野さん自身が魅力を感じ、提案することが多いという

ひとつのプロジェクトの開発工程が完了する期間は、短いと1ヶ月、長ければ1年以上とプロジェクトによって異なります。

エネルギー業界など大手企業のプロジェクトに参画し、SEとして経験を積んでいる伊藤さん。最近は帳票を作るのが楽しいそう
同期入社のおふたりですが、それぞれ入社した経緯は異なるそう。

エヌエスシーへの入社を決めたのは、ITで地域に貢献できると感じたからです。また、とても丁寧に就活生に向き合ってくれたことも印象的でした。

エヌエスシーがとても安定した仙台本社の会社であることや、雰囲気もよく、学校の先輩も活躍していることを知り「ぜひここで働きたい」と思いました。仙台からの転勤がないというのも決め手になりました。
「誰かの役に立てた」と思える瞬間が一番のやりがい
入社2年目のおふたり。
日進月歩のIT業界において、知識が追い付かず歯痒い思いをすることもまだまだ多いそうで…。

営業が企業からシステム開発案件を獲得し、それをSEが構築する。どのセクションにも高い専門性と知識が求められ、打合せも真剣


それでも経験を積むにつれ、お仕事にやりがいやおもしろさを感じられることも増えてきたそう。
今野さんは、提案が成約につながった時に営業のやりがいを感じるとのこと。
でもそれは、ただ商材を販売できたからではないそうです。

また、お客様の課題に沿ったソリューション商材が導入できたときも嬉しいですね。以前、事務作業をひとりで行っているお客様にシステムを導入したところ、とても喜んでいただけたことがありました。
自分の提案がお客様の役に立ったとき、やりがいを感じられます。

お客様の業務課題を解決するために、必要な知識は山ほど。もっと勉強して早く先輩方のようになりたいと語る今野さん
一方伊藤さんは、プロジェクトチームの役に立てた時にSEとしてのやりがいを感じると言います。

相談しやすい先輩に囲まれ、働きやすい社内風土
ITのプロフェッショナルとして早く一人前になりたいと願うおふたりに、職場の先輩方はとても優しく、いつでも快く相談に乗ってくれるそう。



営業もSEもベテランの先輩が多く、困った時にはいつでも優しく相談に乗ってくれるので心強いという
また、エヌエスシーでは、組織として働き方改革を実践。
営業もSEも残業はほとんどなく、有休も取りたい時に取れる環境だといいます。
今野さんは旅行を楽しみ、伊藤さんは趣味のプロ野球観戦に足しげく通うのだとか。
プライベートも尊重してくれる働きやすい職場だからこそ、社員の皆さんはよりいっそう集中して仕事に取り組めるのでしょう。
「もっともっと成長して早く一人前になりたい」と日々努力するおふたりに、今後の目標をうかがってみました。

今後はより大きな案件を任せてもらえたら嬉しいですし、今以上にお客様の役に立てる営業になりたいと思っています。

その先輩はどんな質問をしても意図を踏まえて全体像を教えてくださり、知識の深さに驚きます。
今はまだわからないことが多く、同じことを何度も調べるなど非効率なことをしてしまうことも多々あるので、もっと経験値を高めて、先輩のようにどんなことでもわかるSEになりたいです。

みやぎの働き方改革実践企業に認定されている。社員が働きやすい職場環境が整っており、仕事もプライベートも充実しているという伊藤さん
ITだからと気負わず、興味を持ったら挑戦を
最後に、就活生へのメッセージをいただきました。

興味のあることに関する仕事はひとつとは限りません。就活をしながら、積極的にいろいろな企業と出会い、自分に合った道を選んでいっても良いと思いますよ。

自身が就職活動を始めたときには、IT企業は全く選択肢になかったという今野さん。視野を広げたことで、新しい発見が得られたそう


高専で情報処理を専攻したとはいえ、会社に入ってから学ぶことの方が多いという伊藤さん。成長したい気持ちがあれば大丈夫、と語ります
おわりに
システム開発のみならず、インフラ系や企画系、コンサル系などさまざまな社員による協働のシナジーから価値を生み出し、顧客満足につなげる。そんな「面白い会社」を目指しているというエヌエスシー。
社員には、専門性に応じてさまざまなキャリアアップの機会を提供しているそう。
そんな成長機会の多い環境だからこそ、入社2年目のおふたりが「もっと成長したい」という気持ちを強く持ち、前向きに仕事に邁進できるのではと感じました。
仙台のIT企業で活躍したいと思う方は、ぜひ企業情報ページもご覧ください。
(2023/1/26取材 ライター/撮影:田代智美)
※撮影時は、マスクを外していただきました

今野 那菜さん、伊藤 瑞希さん 株式会社エヌエスシー
- プロフィール
- (左)伊藤瑞希(いとうみずき)さん システムエンジニア。入社2年目。仙台高等専門学校で情報処理を専攻。宮城県出身。
(右)今野那菜(こんのなな)さん 営業。入社2年目。山形市内の大学で音楽を通じた地方創生を学ぶ。岩手県出身。