仙台ラーメン男子「だし廊」原田佳和さん

2018年1月31日

カラフルな暖簾が揺らめく、おしゃれな外観。2017年9月に南町通りに移転オープンした「だし廊」は、その名の通り、「だし」にこだわったラーメン店。
「自分が楽しいと思える仕事をしよう」とサラリーマン生活に終止符を打ち、2016年に開業を果たしたオーナーの原田佳和さんをご紹介します。

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カラフルな暖簾が目を引く「だし廊」


―「だし廊」開店までの経緯を教えてください。

大学を出た後、ITコンサルタントをしたり、医療系のMR(メディカル・レプリゼンタティブ)をしていたんです。もともと、いずれは自分で何か始めたいという思いがあったのと、大学生のときにやっていたラーメン店のバイトが楽しかったんですよね。それで「自分が楽しいことを仕事にしよう」と、ラーメン店を始めることにしました。その時は、ちょうど実家がある広島に赴任していたので、会社を辞めて広島のラーメン店で2年ほど働かせてもらって。自分のお店を出す1年前くらいにだしソムリエの資格を取得しました。

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だしソムリエの資格を持つ「だし廊」店主 原田佳和さん


―なぜ仙台だったのでしょうか?

大学の4年間を仙台で過ごしたことと、妻がこちらの出身だったからです。土地勘もあるし、ちょうど妻が出産のタイミングだったので、仙台でお店を出すことにしました。

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だしの旨みが引き立つよう、食材や調味料も厳選している


―さまざまな種類の「だし」でスープをつくっていらっしゃるんですね。

商品開発していくうちに3種類あったらおもしろいと思って、飛魚だし、貝だし、鶏だしのラーメンをつくりました。今は、根菜だし、海老だしを加えた基本5種類があります。素材のおいしさを最大限に引き出して、だしを取っています。

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だし廊のオススメメニュー「飛魚だし醤油そば」


―麺も自家製麺だと伺いました。

平麺、中細麺、夜に使う全粒粉の中太ちぢれ麺の3種類を使っています。ここにしかないものをつくりたいなと思ったら、必然的に自家製麺になりました。やっぱり自家製麺の方がおいしいですよね。毎日、製麺のスタッフがお店で打っています。小麦は、いろいろ試してみて、だしに合うものを選んで使っています。僕は大学が理系出身なので、理系的に考えてこの組み合わせがいいかなと。

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ラーメンをつくる様子を見ることができるカウンター席のほか、テーブル席も


―実際にお店を開店されてから1年以上が経過しましたが、ここまでの感想は?

予想以上に楽しくやらせてもらっているなと思います。僕は本当に人との出会いに恵まれました。今いるメンバーは、前の店から一緒に働いていた仲間であったり、募集をかけて応募してきてくれた人たち。「楽しくなきゃ仕事じゃない」と思っているので、みんなが楽しく仕事ができるようにしたいなと思っています。

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チームワーク抜群の「だし廊」スタッフの皆さん


―お店のシンボルもユニークですね。

大きな丸がどんぶりで、白いのは「だしのしずく」なんです。そのだしのしずくが集まって黄金の花が咲いている様子を表しているんです。よく「家紋ですか?」って聞かれるんですけど、そんな意味が込められています(笑)。

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「ご来店、お待ちしております!」


だし廊-DASHIRO-

│本店│
住所:〒980-0811 宮城県仙台市青葉区一番町2丁目2
営業時間:11:00~15:00、17:00-~21:00(L.O15分前)
※スープがなくなり次第終了
休廊日:不定休
TEL:022-204-4890
URL:https://www.dashiro.com/

だし廊ロゴ

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