SENDAI for Startups! ビジネスグランプリ2017

受賞者インタビュー
株式会社epi&company
代表取締役 松橋 穂波 氏
設立時期:2015年11月
事業内容:商品企画、マーケティング、プロモーション事業、モデルキャスティング事業
所 在 地:仙台市青葉区本町1丁目12-12GMビルディング3F (022-702-2248)
U R L:https://epi-c.co.jp/
御社の事業内容についてご紹介ください。
東北6県の女性コミュニティーを運営し、登録している女子学生と企業や行政とのタイアップによる商品開発、マーケティング、プロモーションを展開しています。企業さんが自分たちで女子学生を集めるよりも効率的なだけでなく、所属しているメンバーには組織の一員としての自覚がありますので、統制が取れルールも守れるというところで信頼していただけています。

女の子たちにはSNSの発信を積極的に行うように指導しているので、拡散力があることも強みです。いまの時代は商品やサービスをリリース前に認知してもらうことが重要ですが、ネット上での影響力が高い女の子たちが発信することにより、「地元にこんな企業があったのか」「面白い取り組みをしている」と話題になり、期待感が醸成されます。

一方で参加してくれている学生たちにもメリットがあります。私が定義する「美しい女性」というのは自信のある女性です。自信は客観的に褒められたり認められたりという経験を通して、内面から沸き上がってくるもの。自分のアイデアや意見が大人や社会に認められ、製品やプロモーションに反映されるというのは、大きな自信につながります。その自信を積み重ね、新しいことに挑戦できる生き生きとした女性が東北に増えていくことを期待しています。
起業の経緯を教えてください。
もともと起業するつもりはなく教師を目指していましたが、大学2年の時に東日本大震災が起き、父を亡くし、私も被災者となりました。被災地の現状を目の当たりにして何かできないかという思いを抱きつつ過ごしていたのですが、カナダから被災学生向けの奨学金を頂くことになった際、授与式で化粧品の入った包みを受け取りました。「今はおしゃれをする気分じゃないかもしれないが、あなたは女性よ」と。はっとしました。

女性にとって化粧やおしゃれは生きるのに必要なことではないかもしれませんが、することで生きるのが楽しくなり、心が明るくなる。そこから女性の美をテーマに、魅力的で生き生きと輝く東北の女性を増やしていきたいと思うようになったんです。

まずは身の回りの女子大生と一緒に何かできないかと考え、ファッションショーを企画しました。山元町のイチゴを持ってウオーキングするとか、気仙沼で作ったサメの革のかばんを持ってランウエイを歩くとか、服に限らず被災地で復興に向け頑張っている企業さんの商品を持って歩くというものです。その時にとてもやりがいを感じ、これで食べていけたらいいなと思い始めました。

その活動の延長で女の子たちを集めてコミュニティー化して、県内の企業にタイアップ企画を提案しました。実績がないからといって断られることも多く苦労しましたが、お話をお聞きするうちに企業が抱えている課題が見えてきました。東北の中小企業はマーケティングリサーチやコンサルティングに大きな金額を使えない。一方で、学生たちは自己成長につながる実践の場が欲しい。ウィンウィンになる事業モデルが見え、大学卒業後に事業化に踏み切りました。
今後どういった展開を見据えていますか?
東北の学生たちは就職活動で首都圏などの学生の話を聞くと、自分たちは学生時代に何もできていなかったと感じることがあるようなんです。それは誤解なのですが、東北にいながら学生時代に経験できる場や機会を提供することで、自信を持ってもらいたい。ですから、もやもやしている学生、成長したいがいい場がないと感じている学生に参加してもらいたいです。

一方で、そういう若い女性をターゲットにした製品やサービスの開発で困っている企業さんたちには、うちのコミュニティーを活用していただければと思います。企業に限らず若者がいないと嘆いているような市町村の方とも一緒にできれば、課題解決につながる提案ができるのではないかと思います。

いずれは登録している女性の層も広げたいと考えています。自分が大学生だったので女子学生を対象にビジネスを始めましたが、年を重ねていくのと合わせて、子育て世代の女性たちのコミュニティーでも同様の展開をしていきたいですね。
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